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TOEFL iBT OG 4th Editionでの変更点詳細 その3

今回は、OG Listeningセクションでの変更点について書きます。

 

範囲は、TOEFL iBT Official Guide 4th Edition

3.Listening Section (pp. 123-163)

 

pp. 124-125に”Lectures”という見出しで、どのような学問分野から、また具体的にどのようなトピックが実際に問題として出題されるかが挙げられているのですが、3rdではPhysical Scienceの項目の中にMathがあったのですが、4thでは消えています。
細かい話ではありますが、TOEFLのListeningセクションでは「数学がトピックの問題を出題することはない」ということなのでしょう。

 

続いて「The 8 Types of TOEFL iBT Listening questions」の1つである「Type 5: Understanding the Speaker’s Attitude Questions」の最初の解説(3rd―p. 133, 4th―pp. 133-134)において、4thでは赤字の部分が追加されています。

 

Type 5: Understanding the Speaker’s Attitude Questions

The second type of Pragmatic Understanding question tests whether you understand a speaker’s attitude or opinion. You may be asked a question about the speaker’s feelings, likes and dislikes, or reason for anxiety or amusement. Also included in this category are questions about a speaker’s degree of certainty: Is the speaker referencing a source or giving a personal opinion? Are the facts presented generally accepted or are they disputed? Occasionally, a question will test your ability to detect and understand irony. A speaker is being ironic when the intended meaning is the opposite of what he or she is actually saying. For example, the utterance “That’s just great” can be delivered with an intonation that gives the utterance the meaning “That’s not good at all.” Speakers use irony for a variety of purpose, including emphasizing a point being made, bringing humor to a situation in order to win audience sympathy, or expressing disapproval in an indirect way. Listeners must infer the ironic statement’s real meaning both from clues provided in the context and from the speaker’s intonation.

 

この4thで追加された赤字の箇所では「irony『皮肉、反語』の理解が問われる場合がある」ことをより明確に伝えています。
ここでの例で示されているように

That’s just great.

が、「全然ダメだ」「ヒドイ」という文字通りの意味とは反対で使われることがあります。

 

現実の会話におけるironyの理解には、文化や背景知識の共有が必要であることも多く、難しいことが多いのですが、TOEFLでは

Listeners must infer the ironic statement’s real meaning both from clues provided in the context and from the speaker’s intonation.

と「文脈」と「話者のイントネーション」によって、正しい意味がちゃんと推論されるような問題が出題されます。

「sitcom(テレビのホームコメディ、有名ドコロでは FRIENDS など)を見るのが好き!」

という方は ironicalな表現に慣れていると思いますが、

「受験勉強のためにしか英語を勉強したことがない」

という方に、このタイプの問題は難しく感じられるでしょう。

 

ただ、TOEFLの問題集ではこのタイプの問題が扱われているのが通常であり、多くTOEFL Listening問題へ取り組みによって、ironyへの慣れを養うことが できます。
その点においても、TOEFL対策として、多くの問題に取り組むことが重要と言えます。

 

その他にも、4thで説明が追加されたり、表現が変更された箇所がいくつもあるのですが、特に知っておくべきものでもないので、Listening Sectionでの変更点の報告は以上と致します。

 

TOEFL iBT Official Guide 4th Editionでの変更点詳細、次回はSpeaking Sectionを扱います。

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