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TOEFL iBT OG 4th Editionでの変更点詳細 その1

先日の投稿

 

TOEFL iBT Official Guide 4th Editionでの変更点(2012年8月27日)

 

で、TOEFL iBT公式ガイド Official Guide 4th Editionと、以前の3rd Editionとの大まかな違いについて書きましたが、これから数回にわたり、4th Editionで変更された表記・内容について細かな点をお伝えします。

 

今回は、TOEFL iBT Official Guide 4th Editionの

1.About the TOEFL iBT Test (pp. 1-36)

までの範囲。

 

タイトルは「TOEFL iBT Test」となっていますが、本全体としては、3rdでは「the TOEFL iBT (Test)」と表現されていた箇所の多くが、4th Editionでは「the TOEFL test」という表現に変わっています。

また、3rd Editionにはあった「What is the TOEFL iBT」というサブタイトルの、iBT試験に対する簡単な説明がなくなっています。

 

TOEFLのその他の形式である、CBT(computer-base test)が数年前に受験できなくなり、また一部の国で行われていたPBT(peper-and-pencil version)も今年半ばには開催されなくなったからでしょう。
今は、TOEFLと言えば、iBT(Internet-based test)しかないわけです。
(大学内での英語力判定に使われるPBT形式のITP(Institutional Testing Program)を除く。ITPのスコアは大学内や提携大学の交換留学者選考に使われたりすることはあっても、通常の大学・大学院出願においてそのスコアは利用できない)

 

Format という項目においては、

In addition to human scoring, automated scoring is used for the Writing tasks. (p. 5)

と、Writing添削において、2009年7月から使用されている自動採点プログラムであるe-raterの存在が明記されるようになりました。

 

Independent Writing採点にeRaterが採用されていました(2010年2月15日)

 

追記:その後、Integrated WritingでもeRaterが使われていることが分かりました。

Integrated Writingにもe-raterが採用されているようです(2012年9月10日)

 

また、このFormat では他に

(Every test contains additional questions in the Reading or Listening section. ) These extra questions are being tested by ETS and do not count toward the test taker’s score. (p. 5)

という1文が追加されました。
分かっていたことではありますが、Reading又はListeningセクションでの「ダミー問題」の出来不出来がスコアに反映されないことが明記されています。

 

ブログカテゴリー:ダミー問題に関して

 

この他に、Readingセクションの問題が 3-4 passages、時間が 60-80 minutes (3rdでの表記は3-5 passages、60-100 minutes)と表示されていますが(p. 5)、これは2011年11月の変更を反映しています。

 

11月以降、Readingセクション変更:最大5パッセージが4パッセージに(2011年10月12日)

 

あと、表完成問題(Fill in a Table Question)は、3rdまではup to a total of 3 points または 4 pointsと書いてあったのですが、4thになってup to 3 pointsと表示されています。
これは、最大4 pointsもらえる表完成問題が出題されなくなったことを意味します。
この表完成問題に対するポイント数の変更に関しては、次回、書きます。

 

さらに、p. 22 の Score Reports では

Scores are reported online approximately 10 days after the test.

と表記されていますが、3rdでは 15 business days after the test. となっており、ここ3年ほどの間で、以前よりも2分の1ほどの時間でスコアを見られるようになったことを示しています。

 

ちなみに、余談ではありますが、p. 23の紙のスコアレポートでは、写真が同一人物にも関わらず、3rd Editionのときは、日本人のTanaka, Mikiさんだった受験者が、4thでは台湾人のChen, Riaさんに変わっています。
しかし、変わったのは名前と住所だけではなく、Tanakaさんのときは、スコアがR 17, L 17, S 14, W 17 Total 65だったのに対し、台湾人のChenさんのスコアは R 18, L 18, S 15, W 22 Total 73 とスコアアップしています。
この65と73というスコアは、それぞれ日本人と台湾人の平均スコアに近い(または同じな)ので、見栄えをよくするために(?)、日本人から台湾人にすり替えたのでしょう。

 

今回はこれで終わりにします。次回はReadingセクションでの4th OG変更点をお伝えする予定です。

 

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