明日11/12(土)の試験からReadingセクションが変わります

2011-11-11

TOEFL iBT試験のReadingセクションの構成が今月11月から変わります。


日本では明日11/12(土)の試験から。

アメリカなどでは、すでに11/5からReadingセクションが新たな形式での試験が行われています。


11月以降、Readingセクション変更:最大5パッセージが4パッセージに(2011年10月12日)


10月以前のReadingセクションは


3パッセージ(1パッセージ[20分] → 2パッセージ[40分])

or
5パッセージ(1パッセージ[20分] → 2パッセージ[40分]→ 2パッセージ[40分])


のどちらかのパターンで出題されました。


そして、5パッセージが出題された場合、そのうち2パッセージがスコアに換算されない問題(いわゆるダミー問題)でした。


11月からは


3パッセージ [60分]

or
4パッセージ [80分]


のいずれかというパターンに変わります。


TOEFL iBT試験を行なっているETSは


This change will allow you to pace yourself throughout the entire Reading section. It will also allow you to navigate within the entire Reading section so you can skip questions, go back to review and change responses, or respond to questions that you may have skipped.  We believe this change allows you to better utilize your own test-taking strategies in the Reading section. See Frequently Asked Questions for more information.



「『Readingセクション全体を自分のペースで進められる 』のはTOEFL iBT受験者の皆さんにとってよいことですよね」


という感じで言っていますが、私は今回の変更は


日本人TOEFL受験者にとって不利に働く可能性が高い


と思っています。


理由1: 時間配分に失敗する可能性が高くなる


TOEFL iBTを受けたことがある人は思い出してください。

Readingセクションの「最初の1パッセージの問題(制限時間20分)」と「次の2パッセージの問題(制限時間40分)の前半の1パッセージの問題」のどちらがタイムマネジメントに成功することが多かったか?


「最初の1パッセージの問題は制限時間20分以内に解くことができたが、次の2パッセージの前半の1パッセージの問題は20分以内に解き終わることができず、結果、後半の1パッセージで時間が足りなくなってしまった。」


という経験をしたことがある方は多いはずです。


もともと1パッセージに対して20分しかないという状況だと、ある程度急いでパッセージを読んだり、問題を解こうとし、結果、より集中して問題に取り組めることも多い。


しかし全体が40分だと、前半の1パッセージは必ずしも20分以内に解き終える必要はないため、解答に迷う問題に時間がかけてしまい(しかし、迷うような問題は正解率が低い)、20分を過ぎても前半が解き終わらないということになりがちです。

それにより、後半の問題は時間が足りなくなり、時間が十分にあれば正解できたであろう問題を落としてしまうことになります。


今回の変更で制限時間は長くなり、60分か80分になります。

1つ1つのパッセージを20分を目安として解く意識を強く持っていないと、最後の3パッセージ目または4パッセージ目で時間が足りずに、最後の何問かは適当クリックになってしまったという事態が起こりかねません。


日本人TOEFL受験者は読むスピードが速くない方が多いので、 注意したいポイントです。


理由2:4パッセージのとき、ダミー問題が何番目になるか分かりにくい


かつてReadingセクションで5パッセージ出題された場合、最後の2パッセージの問題は以前も出題されたことがある問題であることが多かったのですが、その場合、最後の2パッセージの問題が採点されないダミー問題である可能性が極めて高いと言えました。

(ただ、可能性がどれだけ高いかは不明であるため、全部の問題を全力で解くことをお勧めしていましたが)
実際に、4、5番目の問題を適当に解答し、体力を温存している方も多くいらっしゃいました。


しかし新形式では、4パッセージでダミーが混ざっているとき、今のところ「何番目のパッセージがダミーになりやすい」とは言えません。

結果、4パッセージの場合、全部の問題を全力で解かなければなりません。


よって、5パッセージが4パッセージに減ったことが、必ずしもTOEFL受験者にとって良いことであるとは言いきれません。


ちょっと脅かすような感じで書きましたが、変わってから2、3ヶ月も経つと以前の形式が気にならなくなるものです。


しかし、これまでTOEFLを何回も受けてきた方にとっては、慣れない部分もあるかもしれません。

Readingでは1パッセージあたり20分の時間配分を意識しながら、問題を解きましょう。


コメント
  1. asako より:

    こんにちは。13日(日)に東京の会場で受験しました。
    Readingは3題60分でした。
    事前にこのブログを読んでいたので、時間配分を気にして、
    どうにか間に合いました。
    最初に、スクラッチ・ペーパーに、1枚目の角に20分後、
    2枚目に40分後、3枚目に60分後の時刻を書いてから
    始めました。
    どうも、60分から減っていく時間表示だけだと
    分かりにくい感じがしたので。

  2. Katsurayama より:

    asakoさん

    新形式のReadingセクションに関するご報告、ありがとうございます。
    確かに時間の経過は分かりにくいですよね。

    皆さんからお寄せいただいたご報告、感想をまとめたブログ記事は近々投稿します。
    是非、参考にしてください。

    Katsurayama

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