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韓国でTOEFL試験を受験してきました

2011.08.21

先日予告しましたが、8/13(土)、 14(日)の韓国でのTOEFL受験に関して書きます。

今回の韓国出張の目的は3つ。


1.韓国のTOEFL教材を入手

韓国のTOEFL教材の問題の質は、一般的に極めて高いと言えます。
新たなコース開発の参考になりそうなもの、また将来そのまま教材として採用できそうなものを購入するのが目的でした。


2.韓国のTOEFL会場で受験

TOEFL熱が世界一の韓国に来たのなら、やはりTOEFLを受験したいところ。
1年半前にも韓国で受験したのですが、今回は1回の出張で2回受験できるときを狙いました。


3.TOEFL JuniorのOfficial Guide(韓国語版)を入手

TOEFL Juniorとは、ETSが昨年秋に新たに始めた試験。


TOEFL Juniorとは(TOEFL Junior公式サイト)


TOEFLは英語圏の大学、大学院に進学する人が受験するのに対し、TOEFL Juniorは英語圏の中高に進学する人が自らの英語力を証明するために使われます。


TOEFL Juniorはすでに韓国、ベトナム、ブラジルなどの国々で 行われていますが、日本では公文教育研究会(KUMON)が引受先になり、今年から始まることになっています。(個人での受験は来年からを予定)

試験の構成は、Paper TOEFL(ITP TOEFL)試験と似て、Listening、文法、Readingの3セクション。


TOEFL JuniorにはETS作成によるOfficial Guideがあるのですが、 このOfficial Guide、英語版はなく、今のところ韓国語版のみが販売されています。

将来、英語版や日本語版のOGが出版されたときは、それを使ったTOEFL Junior対策コースを弊社で作成するかもしれません。
(やるとしても3年後くらいになると思いますが)


現在TOEFL iBTを受験している皆さんにはTOEFL Juniorに関する動向はまったく関係ないので、これまでブログで紹介することもありませんでした。


というわけで、 8/13, 14に韓国で受けてきましたTOEFL試験。


今回の会場はソウルではなくインチョン(仁川)地区。

(韓国出張を決めたときには、ソウル会場の受付は行われていませんでした。)
インチョンはソウルから電車で1時間強のところにあります。


8/13は大学で、8/14は高校での受験でした。


試験内容は、当然のことながら明かすことはできませんが、全体的に変わったところはほとんどなかったですね。
8/14のSpeakingのTask 1では「『〜したくないもの』について話しなさい」という変わったパターンになっていましたが。


両会場では入室の前に携帯の電源を切ることが求められ、カバンは自分の机のそばにおきました。


面白かったのが、8/13の大学での受験。

試験官が教室にそろった受験者を前にして、受験に関して10分弱くらい説明。
(韓国語で行われたので、私にはまったく分かりません。)
説明終了後、ほぼ同時に試験が始まりました。


それに対して、8/14の高校での受験は、日本での通常の受験と同様、入室した人から試験をスタートさせるというスタイル。

ただ、ここではListening後の休憩の間、教室で過ごすことが認められませんでした。
休憩時間になったら、教室の外に行き、休憩時間が終わった頃に、試験官に呼ばれ、入室しました。


8/13での同時スタートも、8/14の休憩の間の入室禁止も、休憩中に他人のSpeakingの回答を聞いて有利にすることを避けるためでしょう。

試験をよりフェアなものにする、非常によい試みだと思います。


また両方の会場はともに学校のコンピュータールームだったのですが、どちらもTOEFL試験のために段ボールで作られた仕切り(高さ50センチほど)がPCを囲むようにおいてありました。

この仕切りがあるとないでは、受験の環境がまったく異なります。
試験環境としては、比較的快適でした。


8/13, 14ともに受験後は、ソウルにある大きな書店に向かい、閉店時間までTOEFLの本を見比べていました。

大きなスペースに平積みされていたり、2つの本棚すべてを占めるTOEFL本の量と数を見て、改めて韓国のTOEFLに対する熱を感じました。


TOEFL JuniorのOfficial Guideも、参考になりそうなTOEFL iBT本も購入し、非常に実りの多い韓国出張になりました。

今後も年に1回くらいは行くつもりです。

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