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TOEIC 600未満からのTOEFL対策

「半年以内にTOEFL iBT 100以上を獲得し、留学の夢をかなえたい!」


分かります。


私も
100以上獲得の実現の可能性を高めるお手伝いに日々努力しています。

しかし、誰もがそのゴールを実現するわけではありません。

実現を妨げる大きな要因のひとつが、TOEFL対策スタート時の英語力です。


前々回の投稿


60
未満が半年後に100を取るのは無理?


では


60点未満の実力からのスタートの人が、毎月の受験の度スコアがアップし、半年後に100以上を獲得するというケースは『ない』と言っていいくらい」


という発言に対して説明を加えましたが、
TOEFL 50点台以下の実力の持ち主が、半年後に100以上獲得を目指すというのは、極めて可能性が低いことであるのは間違いありません。


TOEFL
をなめてはいけません。


100
は、アメリカやヨーロッパの有名な大学院に出願する際に求められるスコアです。


100
以上のスコアが取れれば、有名な大学院に通う優秀な学生と英語を通して学びあうことができるという証明になります。


単に英語を使って、楽しく話ができるというレベルの話ではありません。

英語を通してアカデミックな分野の専門知識を学び、それに対して意見を述べ、ペーパーを書けるだけの力があるというお墨付きが100以上というスコアなのです。

そう考えれば、簡単に獲得できるようなスコアではないと分かるはず。


だから「英語はもともと得意ではない」と自らを評価するような人が
TOEFL対策を始めても、その難易度や問題量に圧倒されるのが通常です。

そのような人が、独学で取り組んでも理解しにくため、取り組みに時間がかかるだけではなく、結局分からないままになってしまうことも多い。


例えば
TOIEC600点未満のくらいの英語力の人がTOEFL対策を始めても、自分の英語力とTOEFLで出題される問題の難易度との差があり過ぎて、消化吸収がうまくされず、結果、実力向上のスピードが極めて遅くなる恐れがあります。


何かの資格試験合格に向けて学習を開始する場合、その分野に対する基礎知識がまったくないのに、いきなり難解な過去問の取り組みからスタートしたりしませんよね。

もちろん過去問を解いてみて自分がどれだけできないのかを確認することは大切です。


しかし学習には段階があり、まったくの初学者なら入門コース・教材から始めることによって、確実に知識を蓄えることができ、その後応用コースに進んでも多くを学べるようになります。

(同様にTOEFL 60点未満の人が、最初からOfficial Guideに取り組んでも、難しすぎてうまく消化されず、効果的に学習できない可能性が高いと言えます。)


TOEIC
600未満の人がTOEFLで高得点獲得を目指すなら、まずTOEIC対策を通して、800900点以上の獲得を目指した方が、取り組みやすいはず。


以前に紹介した
107を獲得したSさんは、


「とあるきっかけから死ぬ気でここ数年英語学習を積み、昨年春に
TOEIC900を超えるスコアを獲得」


した後、
TOEFL対策を始めました。


107
獲得のご報告をいただきました! その2


S
さんはTOEFL対策を開始する以前にTOEIC900を超えるスコアを取れるくらいの英語力を身につけていました。

だからその後のTOEFL対策が順調に進んだと言えます。


TOEIC 600
未満の実力の方がTOEFL100以上を目指す場合、確実に1年はかかる(おそらく平均的には23年)と思った方がいいでしょう。


もともと長い期間がかかるのなら同じ
TOEFLをやり続けるよりもTOEICや英検(準1級など)等の、現在の自分の英語力で対応できる部分の多い試験の対策を通して英語力を十分に高めたあとに、TOEFL対策へと移ると学習への新鮮さを保ち続けることができるかもしれません。


TOEIC
ならまず800以上獲得を目指し、基盤としての英語力向上に取り組みましょう。


確かに
TOEICで主題される内容はTOEFLとは異なりますが、TOEFLと比べ難易度が低い分分かりやすく、英語力アップをもたらす消化吸収がされやすくなります。

TOEICや英検対策を通して学んだ単語・表現・文法は後のTOEFL対策に必ず生きます。


しかし


「留学にチャレンジできる期間が限られているため、できるだけ早く目標スコアを獲得したい」

「長期間に及んでもTOEFL対策に集中して取り組める自信がある」

100が取れなくても80点台や90点台でも留学実現の可能性がある」


という方は、スタートから
TOEFL対策を行う。


その場合、問題の単語や文法などが分かりやすく説明されている教材、丁寧な解説やサポートがあるコースを選びましょう。

ただ日本語で解説されているTOEFL対策本の多くは本試験と傾向が若干異なるものが多いので、TOEFL「的」な問題を通して、アカデミックな英語問題への対応するための英語力を高めればよいと割り切って取り組むべきです。

(大幅なスコアアップを達成するには、日本語で解説された問題集だけでは不十分です。洋書の問題集を最低1冊は終える必要があります。)


基盤として英語力が低い方が、例えば独学で洋書や
Official Guideに取り組んだ場合、設問に正解したら満足して問題パッセージへの理解を深めなかったり、分かったつもりでも実は分かっていないことが多かったりするものです。

詳細な解説があれば、そのリスクを軽減することができます。


TOEFL100
以上獲得というゴール到達へのルートは様々であっても「理解できないものを理解できるようにする」「出来ないことを出来るようにする」作業を繰り返していけば着実にゴールへと一歩一歩近づいてきます。

取り組んでいる英語学習が、現在の自分の英語力と比べ難しすぎることなく、学んだに内容の消化吸収が行われ、結果、実力の成長をもたらしているかを意識しましょう。

コメント

  1. 匿名 より:

    まったく関係ないのですが今日、このようなメールがETSから届きました。

    As a TOEFL test taker, you are invited to tell us about your experience
    with the writing section of the TOEFL test, which you took recently. Your
    participation is entirely voluntary, and it will not affect your TOEFL scores
    in any way. All of your answers will be treated confidentially.

    The survey should take only about 5 minutes to complete. Once you have
    completed the questions, you will be asked to confirm your identity by
    entering your name and email address.

    内容は
    For the TOEFL writing section you had to write two essays – an integrated essay, which required you to summarize or paraphrase what you read or heard, and an independent essay, which required you to state, explain, and support your opinion about an issue.
    Were you aware that one of your essays – the independent essay — would be scored by a computer system?

    Yes
    No

    You said that you were not aware that one of your essays – the independent essay — would be scored by a computer system. If you had known, would you have changed either the way that you prepared for the test or the way that you wrote your essay during the test?
    Probably not
    Probably yes

    ライティングのindependentってcomputer systemによって採点されているんですか?
    初心者ですみません。

  2. Katsurayama より:

    匿名さん

    Independent Writingの2人の採点官のうちの1人をeRaterというコンピューターによる自動採点プログラムが担当するということは分かっています。

    http://etestprep.co.jp/wordpress/?p=2802

    人が採点する場合と、eRaterが採点する場合の違いに関しては、調査しており、近い将来このブログでもお知らせするつもりです。

    Katsurayama

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