TOEFL iBT Speakingセクションはどのようにしてスコアが算出される?

2019-03-13

先日のブログ記事

 

TOEFL iBT Writingセクションはどのようにしてスコアが算出される?(2019年3月4日)

 

では、Writingセクションのスコアはどのようにして決まるかについて書きました。

 

今回はSpeakingセクションのスコアについて。

 

TOEFL iBTのSpeakingのスコアは以下の2つのプロセスによって算出されます。

 

1.6つのタスクそれぞれに対して人間の採点官が評価点をつける
2.6つの評価点(平均)と他の受験者の出来に基づき、偏差値的にスコアが決まる

 

ではこの2つのプロセスについて説明します。

 

1.6つのタスクそれぞれに対して人間の採点官が評価点をつける

 

TOEFLのSpeakingセクションでは、6つのタスクそれぞれに対して、ひとりの採点官が評価点をつけます。
評価点は 4, 3, 2, 1, 0 のいずれか。
受験者1人による6つのタスクへの回答に対して、関わる採点官の数は3-6人。
つまり、あなたのSpeakingの回答に対して最低3人の採点官が評価点をつけます。
1人の採点官があなたの6つの回答すべてを評価することはありません。

 

Speakingセクションでスコアをつけるのは人間のみ。
Writingセクションでは、1つのエッセイに対して人間の採点官とeRaterという自動採点プログラム(automated scoring technology)が評価点をつけますが、現在公式サイトに書かれている通り、Speakingで評価点をつけるのはひとつの回答に対してひとりの人間の採点官。
Speakingにはe-Raterは使われていません。

 

Frequently Asked Questions about the TOEFL iBT® Test

How are my Speaking responses scored?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2.6つの評価点(平均)と他の受験者の出来に基づき、偏差値的にスコアが決まる

 

以下、6つのタスクに対してつけられた評価点の平均(Rubric Mean)とSpeakingセクションのスコア(Scaled Score)の換算表。

 

先日のWritingスコア算出の記事では「2013年初旬に、ETSのTOEFL公式サイトで公開されていたWritingの換算表が消えた」と書きましたが、このときにSpeakingの換算表も非公表になりました。

 

しかしながら、その後、2018年8月までの5年半もの間、この消えたSpeaking換算表に基づいてスコアがつきました。

例えば、6つのタスクの評価点が[3, 3, 4, 3, 2, 3]であった場合、評価点の平均は3.0になり、スコアは23になりました。


TOEFL Speaking 換算表(旧)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

換算表がTOEFL公式サイトから消えたにも関わらず、なぜ換算表通りにスコアが算出されたと分かったのか?

 

それは、換算表にない25、21、16、12というスコアを獲得する人がいないままであったから。

 

しかし2018年9月以降、Speakingで25、21、16点を獲得したという報告をいただくようになったことから、Speakingセクションのスコア算出方法が変更されたと結論づけます。

 

この変化を受けてETSに確認を取りましたが、統計的な分析によりそのようなスコアになることがあると回答を得ました。

ということで、評価点平均が3.0の場合、ひと昔の前の換算なら23点だったが、現在は、他の受験者の出来により22や24点になる可能性があります。
(21や25点になることもあるかもしれません)

 

以上、TOEFL iBT Speakingセクションでのスコア算出について説明しました。

 

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