1/12のTOEFL試験、WritingはIntegrated、IndependentともにGood(4.0-5.0)で23だったけど、リスコアしたらスコア上がると思う? & 今のWritingの換算方式を考える

2019-01-24

受講生の方から

 

1/12(土)のTOEFL本試験でWritingが23点(Good、Good)だった。
Writingでリスコア(スコアの見直し)を申請したら、スコアップする可能性はどれだけあるか。
トータルはこれまでのベストだったので、スコアダウンは避けたい。

 

というご相談を受けました。

 

このご報告を読んでまず思うのは

 

「1/12のWritingは多くの日本人受験者にとって25が取りにくいものだったんだな」

 

ということ。なぜ私がそのように思うか説明します。

 

まずはTOEFL Writingスコア算出の変化の話から。

 

TOEFL iBTは2005年9月に米国等で初めて導入され、2006年7月に日本でも受験できるようになりました。
それから2013年までWritingの換算方式はシンプルで分かりやすいものでした。
WritingはIntegrated、Independentそれぞれに対して2者の採点官が [0, 1, 2, 3, 4, 5] いずれかの評価点をつけます。
(最初、採点官は全員人間だったのですが、後に人間と自動採点プログラムe-raterとのペアに変わりました。「人間 → e-rater」の時期は今回のポイントではないので、特に触れません。)
この4者の評価点の平均から以下の換算表に基づき、Writingスコアが決まりました。

TOEFL iBT Writing換算表

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よって、ご相談をいただいた方は2012年までのTOEFL iBT試験であれば、Integrated:Good(4.0-5.0)、Independent:Good(4.0-5.0)ならスコアは最低25点になりました。

 

ところが2013年、何の告知もなくTOEFL Writingの換算方式が変わり、公開されていた上の換算表はオフィシャルサイトから消え、結果、評価点からのスコア算出方法が分からなくなり、上の換算表になかったWriting 23、26などのスコアが出るようになりました。

 

そして、2018年9月に「Writing:Good, Goodで23点が出た」との報告をいただきました。
Writing 23点は2013年から取る人が出てきたものの、Good(4.0-5.0)が2つ並んで23点という報告はおそらく、それまでなかったと思います。
(ちなみに、2018年9月頃はSpeakingの換算方式が変わった時期)

 

ということで、私は

 

2005年9月(TOEFL iBTの開始)〜 2013年半ば:上の換算表通りのWritingスコア算出

2013年半ば〜2018年8月頃:1回目のWritingスコア換算変更

2018年9月頃〜:2回目のWritingスコア換算変更(Speakingの換算変更と同時期)

 

という変更があったと個人的に推測しています。
(もしかしたら、もっと多くマイナーチェンジしているかもしれませんが)

 

話を今回いただいたリスコアのご相談に戻します。

 

2018年9月以降(もしかしたらそれ以前にもあったかもしれませんが)、「Writing:Good, Goodで23点」のご報告をいただいたとき、最初私はETSのミスかもと思っていたのですが、「Writing:Good, Goodで23点」をリスコアしてもスコアは変わらなく、

 

Writing 23 (Good, Good), Speaking 16 (Limited, Limited, Limited) をリスコアしてみたら …(2018年10月25日)

 

またSpeakingの換算も変わったことから、この23点はETSのミスではなく、換算方式が変更されたからと結論付けました。

 

SpeakingとWritingの新たなスコア算出方式を考える その3(2018年11月2日)

 

このブログ記事での考察のように、またご相談をいただいた方の過去のWritingスコアから

 

この方の1/12 TOEFL試験のWritingの評価点の平均は4.0であった。
しかし、そのときの試験は評価点平均4.0以上を取る人が多めだったため、偏差値に基づく統計的な算出により、低めの23点になってしまった。

 

と判断します。

 

リスコア [rescoring](スコアの見直し [score review])の結果、再度、評価点平均が4.0[4, 4, 4, 4]だった場合、統計的な算出方法は変わらないので、また23点になります。
リスコアでスコアアップするには、Integrated、Independentいずれか、または両方の「人間の採点官」が4ではなく、5をつけなければなりません。
(e-raterのスコアはリスコアで変わることがないため)

 

よって、「リスコアにより人間の採点官が評価点5をつけてくれる可能性が高い」と思うのならリスコアをしてもいいと思いますが、そうでないならスコアが下がる可能性を考慮して、リスコアはやめたほうがいいでしょう。

 

… とここまで書いたときに、別の受講生の方から1/12のWriting、Integrated:Fair、Independent:Goodで24点の報告をいただきました。
上の予測は「評価点平均4.0で23点」だったので、この方は「Integrated:3と4、Independent:5と5、評価点平均4.25で24点」と考えたのですが、ご本人のIndependentの自己評価は4、または4(strong)くらいとのこと。
Integrated:3と4、Independent:4と4の評価点平均3.75で24点なら、昔の換算表通りのスコアになります。

 

うーん、Writing換算方式の謎を解明するにはまだ判断材料が少ないようです。
1/12(土)に受験してWritingで23以上を取った方は、是非、結果をお知らせ下さい。

 

追記1:別の受講生の方から、1/12のWritingでGood、Goodだが23点だったの報告をいただきました。

追記2:別の受講生の方から、1/12のWriting、Good、Fairで24点の報告をいただきました。

 

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