留学に関する著名人の考えや体験談 その1(五十峰先生)

2018-09-20

皆さんこんにちは。スピーキングコース担当の五十峰(いそみね)です。

 

さて今回から3回の連載においては、留学に関する著名人の考えや体験談について触れて行こうと思います。それによって皆さんの英語学習に対するモチベーションや、留学に対する考え方などに刺激になればと思います。

 

今回は皆さん御存じ大前研一氏を取り上げましょう。私はビジネス畑の人間ではないので、皆さんの方がよほど彼について詳しいのではないかと思います。今回取り上げるのは、「グローバル大学」というものの在り方についての大前氏の考えです。

 

以前たまたま日本語のアカデミックライティングの授業を担当した際、「グローバル大学とは何か?」「日本の大学の役割とは何か?」という疑問について日本人学生達に考えさせるため、大前氏の主張を指定論文として扱いました。

 

そもそもは、「第1回実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関の制度化に関する有識者会議」(2014年10月7日)で富山和彦氏がなされた提言が事の発端でした。富山氏の主張は、日本の大学を「G型(グローバル)」と「L型(ローカル)」に分けるべきだ、というものでした。ニュースにもなったので、当時聞いたことがある方もいるでしょう。

 

それに対する大前氏の主張はこちらです(PRESIDENT 2015年4月13日号)。

 

元々「グローバルな人材になりたい!」と留学したわけでもなく、「ただ原子力の研究をしたかった」という大前氏。だからこそ逆に日本国内でも敢えてG型・L型と別けるほど滑稽なことはないのでしょう。彼はこのように締めくくっています:

 

「成熟期から長期衰退期に足を踏み入れつつある今は一人でも尖った人間が欲しい。そういう人材が出てくるのは、まずG大学からではないし、G型L型という区分けがかえって尖った人間の輩出を阻害することになると思う。」

 

皆さんはどうお考えですか?大学教育の現場にいる人間としてはいろいろ複雑ですが、少なくとも日本における今後の大学の在り方について、より活発な議論が継続されることを願います。

 

ではまた次回にお会いしましょう。

 

五十峰

 

コメントをどうぞ

Eメールアドレスは公開されません。