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リスコア(スコアの見直し)しようか迷っている その2

以前に以下のブログ記事を書きましたが

 

リスコア(スコアの見直し)しようか迷っている その1(2018年7月27日)

 

別の方からリスコアすべきかご相談をいただきましたので、今回「その2」として回答します。

 


 

葛山先生。いつも拝見させていただいております。
リスコアに関して個人的に悩んでおり相談致しました。
留学のためにTOEFLを受けておりまして、79点ないし80点あると留学先の候補が広がるという状況です。
最高点を取った回のスピーキングないしライティングのリスコアを申請しようか悩んでいます。順にスコアをのせていくのでアドバイスをくださると幸いです。

 

(R, L, S(各項目の評価), W(評価), 合計点)
(17, 20, 15(L,L,F), 13(L,L),  65)
(20, 15, 13(L,L,L), 13(L,L),  61)
(23, 16, 15(L,L,L), 18(L,F),  72)
(23, 21, 15(L,L,L), 16(L,F),  75)
(24, 17, 14(L,L,L), 22(F,F),  77)  ←この回のSないしWをリスコアしてなんとか二点伸ばせないこという状況です。

 

不躾なお願いですが、日数が迫っているので早急な回答をしてくださると幸いです。

何卒よろしくお願いいたします。

 


 

ご相談をいただいてから5日後での回答になってしまいました。
長らくお待たせし、申し訳ございません。

 

メールではなくブログのコメント欄からご相談いただいたので、受講生の方ではないようですね。
コメント欄はブログ記事を書くときにログインして確認するので、回答が遅れがちであることをご了承ください。

 

先にWritingから。

 

リスコア(スコアの見直し、Score Review)を検討しているWのスコアは過去最高の22。
その次のベストが18なので、この22をリスコアしてよりよいスコアになる可能性は非常に低いと考えます。
「その1」でも書きましたが、そもそもWritingはリスコアしてもスコアが変わりにくいですし。

 

当日のエッセイの出来に自信があって「25点(評価点4平均)が取れてもおかしくない」と考えているなら話は別ですが。
それでもこれまでライティングでGood(評価点4.0-5.0 )を取ったことがないので、仮に「25点の出来栄え」と考えていても当てにならないかと。

 

ということでWritingはRescoringによるスコアアップの可能性は非常に低いと判断します。
過去のスコアから、下がる可能性の方がずっと高いと思われるので、Writingのリスコアはお勧めしません。

 

続いてSpeaking。

 

77点では意味がなく、79点以上が必要ならばここはリスコアしなければなりません。
ただリスコアによってスコアが「2点以上」アップする可能性は極めて低いでしょう。

 

今回のSpeakingスコアは14。
14は評価点2が5つと評価点1が1つのときのスコア。

 

TOEFL iBT Speaking換算表

 

このうちの評価点1だったタスクの評価がリスコアによって2に変われば、評価点の平均が2.0になりスコアは15点。
15は過去に取ったスコアですし、1点アップで15になる可能性はそこそこあるかと思います。
(個人的な感覚としては20-25%くらいでしょうか)

 

しかし15点では不十分の場合、「評価点3が1つ、2が5つで17点」が必要になりますが、おそらくこれまで評価点3を取ったことがないので 14 → 17 で +3 の可能性はかなり低いと判断します。
最も可能性が高いのは「スコアは変わらず14のまま」。
1点下がる可能性は、1点上がる可能性と同じくらいでしょうか。

 

そのような状況を踏まえ「 77ではスコアが不十分で、どうしても79以上が必要」なら、80米ドル払ってSpeakingをリスコアするしかないでしょう。
「77でも出願できるところはあるし、リスコアによって1点下がるのは避けたい」場合は、リスコアはしない方がよいと考えます。

 

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