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Listening教材復習方法に関するアドバイス その2

前々回の投稿

Listening教材復習方法に関するアドバイス その1

の続きです。

今回は、「追加で失礼」さんからいただいたご質問

Listening対策として既に一回Deltaの教材を終えたら違う問題集(Longmanなど)に移行し、どんどんと問題を解き、音読&繰り返し聴くことをしたほうがいいのか、また、Deltaをほとんどすべての文章を暗記するくらいまで音読&聞き返したほうがいいのかどちらでしょうか?

に直接回答します。

すべての問題に対して「ほとんどの文章を暗記するくらいまで」取り組むのはおそらく不可能でしょう。

実際にやってみると23日でその学習法を続けることができないと感じるはずです。

Listening問題のパッセージはReading問題のパッセージよりも表現的に平易とはいえ、それでも「追加で失礼」さんが1つのレクチャー問題のパッセージを「暗記するくらいまで取り組む」に何時間とかかるはずです。

もちろん、そこまで突っ込んで取り組めば確実に実力は上がりますが、例えば100人の中で1-2人しかできないであろうことをお勧めはしません。

しかし、すべての問題に対して音読、リピーティング等を実践すべきです。

特に音声とスピードに慣れることを意識して学習法を選択しましょう。

ただ、忘れてはいけないのは、

音読、リピーティング等の学習法は「手段」であり、「目的・ゴール」は「表現が聞き取れ、意味が理解できる」ようになること。

つまり、「音読をした」「繰り返し聞いた」からOKということではなく、結果として、問題の音声から「表現が聞き取れ、意味が理解できる」ようになっているかを意識しましょう。

「表現が聞き取れ、意味が理解できる」ようになっていないのなら、その状態になるまで、「手段」を続けるべきです。

ということで、私から「追加で失礼」さんへのアドバイスは、

取り組みが一度終わった教材の問題すべてを「表現が聞き取れ、意味が理解できる」状態にしていくこと。

特に何もせずとも、最初から「表現が聞き取れ、意味が理解できる」のなら、次の問題へ移ってもOK

しかし「追加で失礼」さんのスコアから判断して、教材の復習の際、すべての問題に対して

スクリプト全体(又は段落ごと)を見ながら問題の音声を聞いた後に、聞いたばかりの音声を意識しながら音読。

そして、音読の際、必ず意味を理解しながら行う。

声に出して読んではいるものの、意味が取れていないときは、取れるようになるまで繰り返す。

という作業を1回はやることをお勧めします。

その他の学習法に関しては「その1」に書いたとおりです。

 

以上「追加で失礼」さんや同様の悩みを抱えている人にとって参考になればと願います。

コメント

  1. 追加で失礼 より:

    葛山先生

    お忙しいなかありがとうございます!
    ご指摘の通り、意味をきちんと理解しながら聴く→精読→音読→聴くというループを一つずつ丁寧にしていきます。その延長でDeltaが終わったのならば、また違う教材で同じように丁寧にしていきたいと思います(質と量を確保するために)。

    PS 2月分、御茶ノ水、西口センター、など受付開始しました!!!

  2. maru より:

    ReadingとListeningの学習図書に関してアドバイスお願い致します。
    現在の状況として、R25、L20ちょいくらいです。

    R、LともにOG、Deltaを既に学習し終えて、現在はそのマテリアルを繰り返し学習しています。Lの反復はもちろん完璧ではないですが、結構やりこんだつもりです。Rは何回も繰り返しするのもなんなんで、ナショナルジオグラフックを速読&精読で対応しています。また、単語は旺文社の3800を全て覚えきりました。

    悩んでいる点は、新しい問題演習をしたいが、どれが適切な学習図書か判断しかねています。RもLもやはり問題があったほうが時間を意識することや集中に関しての取組みが違うと思います。

    そうしたこともあり、Rに関してはGMATのRC問題ややや短めですがCR問題で対応しようかなと考えています。速読&精読&新しい単語の学習といった点では同じだと思いますし、GMATの勉強や慣れにもなるかと思いまして。
    一方、Lに関しては相変わらずDeltaやOGを繰り返しているので少々飽きが出てきました。。

    RやLの問題演習として適切な参考書(Delta以外で)があれば是非とも教えて頂けませんか?Deltaはご紹介の通り、かなり勉強になりました。

    宜しくお願いします。

  3. Katsurayama より:

    maruさん

    アドバイスの前に以下の質問にお答えいただけますか。

    1. すでに学習が終ったというDeltaは”Advanced Skill Pracitce”ですか。その他のDeltaの教材に取り組んだことはありますか。

    2. その他の洋書の問題集に取り組んだことはありますか。

    3. 過去5回のスコア(受験日、サブスコア含む)を教えて下さい。

    4. 3800のランク3、ランク4それぞれ最後の4ページの単語を確認して、改めて何%意味がわかるかお知らせください。

    5. agosではReading/Listeningのコースを受講されましたか。

    回答宜しくお願い致します。

    Katsurayama

  4. maru より:

    1. すでに学習が終ったというDeltaは”Advanced Skill Pracitce”ですか。その他のDeltaの教材に取り組んだことはありますか。

    →既に学習を終えたのはAdvanced Skill Pracitceです(R、Lともに)。色々と調べて見ると、DeltaはAdvanced Skill Pracitce以外にも出しているのですね。以下のサイトに他の種類が出ているのですが、下記の本はR、Lの分冊と中身は違うのですか?Deltaは品質が高いのでもし問題が違うならこちらを購入したいなと思います。但し、Advanced Skill Pracitceに比べて簡単すぎるとどうかと思いますが。。

    ①Delta’s Key to the Next Generation TOEFL Test: Advanced Skill Practice
    Test Book with CD(こちらはテストブック分冊)

    ②Delta’s Key to the Next Generation TOEFL Test: Six Practice Tests for the iBT Book + 6 CDs Pack(こちらはAdvancedではない教材)

    サイト:http://www.nellies.jp/shop/info.php?isbn=9788984465206

    2. その他の洋書の問題集に取り組んだことはありますか。

    はい。Rに関してはMasterd~という名前のものを一度解きました(正確な名前を忘れてしまいましたが)。

    3. 過去5回のスコア(受験日、サブスコア含む)を教えて下さい。

    R:19、L:17、S:15、W:22 =73  July 25, 2009
    R:23、L:15、S:15、W:22 =75  September 26, 2009
    R:26、L:21、S:18、W:22 =87  October 25, 2009
    R:25、L:22、S:18、W:22 =87   December 20, 2009

    4. 3800のランク3、ランク4それぞれ最後の4ページの単語を確認して、改めて何%意味がわかるかお知らせください。

    ざっとですが、ランク3-4ともに90%くらいです。3800に関しては去年の春に集中的に覚えた後、毎日各ランクをローテーションで1時間ほど見直して持続させています。

    5. agosではReading/Listeningのコースを受講されましたか。

    去年の夏くらいに各教科一通り受講しました。戦略のみでプラクティスは受講してません。その後、OGの復習、Delta、その他教材などを取り組んできた次第です。

    Lをもっとのばす必要あがりますね。.Wも複合問題でやられていますので。。
    Rはある程度要領を掴んだのでTOEFL対策ごりごりから離れてもいいかと考えていますがいかがでしょうか。おすすめの教材なども併せて教えて頂けると幸いです。

    すみません、宜しくお願いいたします。

  5. Katsurayama より:

    maruさん

    Listeningを向上させるという点では、問題量の多いDelta six practice testsに取り組むことをお勧めします。
    ReadingはLongmanもお勧めです。
    (LongmanのListeningも良い問題ですが、スピーカーが話す速度がゆっくりのものが多い)

    3800をほぼすべて覚えているのに、25、26どまりであることから、単語だけに力を入れる学習から、英文により多く触れる学習(つまり問題集をどんどん進める学習)へのシフトした方がいいでしょう。
    その後、まだ単語力を上げる必要性を感じた場合、別の単語集に取り組みましょう。
    (3800を最後まで取り組んだmaruさんにはワードパワー5000をお勧めします)

    GMATへの取り組みや雑誌等を読むことによって英語力自体を向上させることはできますが、効率のよい学習という点ではTOEFLの問題集に特化して取り組むことをお勧めします。
    問題集に取り組む際に、本試験よりも易しいことを気にしてはいけません。
    本試験よりも易しい問題でも、「パッセージをスラスラ読めない」「聞き取れない」「理解できない」「問題に間違った」「自信をもって解答できなかった」ところがあるはずです。
    Readingのスコアから判断して、本試験で10問くらい間違っています。
    問題集への取り組みを通して見つかった自分の弱点をひとつひとつつぶしていくことを意識しながら取り組んでください。

    あと問題集の繰り返しに関してですが、飽きてくるほど繰り返したなら、次の問題集へ移りましょう。
    集中して取り組めなければ学習の効率が悪くなります。

    Katsurayama

  6. maru より:

    ためになるアドバイスありがとうございます!

    Deltaで分冊以外にも問題集が出ていたとは知りませんでした。
    本日早速購入しましたので、これからは問題をごりごりと解いて、読解力&リスニング力を鍛えて行きたいと思います。

    RとLをもう少し伸ばしてから、GMATなどは考えたいと思います。

    本当にありがとうございました。

  7. suguru より:

    葛山先生

    リスニングについての勉強法についてアドバイスをお願いします。
    ディクテーションを取り入れるべきかで迷っています。

    僕は現在、Rは28なのですが、Lが16~21で、不安定です。(1/27の最新のテストで16を取ってしまいました。。)
    もともとリスニングに関しては、非常に苦手意識があります。
    おそらく、音声認識能力、理解速度、集中力いずれも足りないんだと思います。なじみのあるトピックなら割と理解できますが、そうでないものは、2分目あたりから、頭が真っ白になります。

    そこで、この春休みに、一日10時間ほどのリスニングの特訓を考えています。
    現在のリスニングの学習状況は、まだOG 3rdを一通り解いた程度です。
    今後、DeltaやKaplanの教材のリスニングパートを解いた上で、
    朗読・シャドーイング・リピーティングをやっていこうと考えていたのですが、
    いくつかの参考書などで、ディクテーションをやらないと何をやっても駄目と述べられています。

    しかし以前アゴスの先生に、ディクテーションは時間がかかるし大変だから、シャドーイングとリピーティングをしっかりやれば大丈夫と言われたことがあります。

    どちらのほうがよろしいのでしょうか?
    アドバイスをいただけると大変幸いです。
    よろしくお願いします。

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