Listening問題を聞いている途中に頭が真っ白になってしまう …

2018-09-05

Listeningコースを受講中の方から以下の内容のご相談を受けました。
同じような悩みを抱えている人もいらっしゃるかと思いますので、ブログ記事上で回答したいと思います。
(いただいたメールの表現は変えています)

 

・Listening問題を聞いている途中で頭が真っ白になることがある。
・Listeningに集中するコツはあるか。
・Listening中にシャドウイングすると集中できると聞いたことがあるが、聞くことに専念したほうが集中できる気がする。

 

この方の過去のListeningスコアは8-10。
そして10日ほど前の受験でListeningは12であったとのこと。
(そのときのReadingスコアは10点台前半、トータルは60点弱)
目標スコアは80点以上。

 

Listening 12点は、TPO(TOEFL Practice Online = 公式模擬試験)の分析結果によると

 

TPO23  –  44%の正解率(34問中15問正解)
TPO22  –  41%の正解率(34問中14問正解)
TPO21  –  41%の正解率(34問中14問正解)
TPO14  –  47%の正解率(34問中16問正解)

 

TPO23と14の分析結果は以下から確認できます。

 

TOEFL Practice Online (TPO) 23 Reading & Listening スコア換算分析結果 その2(2015年10月29日)

 

TPO21と22は、実際に何度もの受験や、受講生の方々からいただいた報告に基づくデータですが、TPO23ほど包括的ではないので全体の公開はしません。
(TPO14, 21, 22は現在、受験できなくなっています)

 

TPOは過去の本試験で使われた問題なので、Listening 12点の実力は正解率から判断すると問題内容の「理解は半分近く」と考えられます。
そのくらいの実力の方が Listening問題を聞くと、ところどころ何を話しているか分からない箇所があって当然。
人によっては、慌てて頭が真っ白になってしまうこともあるかと思います。

 

このような方がTOEFLのListening問題を初めて聞いたとき、音声表現を頭の中でシャドウイングしても、そもそも聞き取れないところが多いのでシャドウイングできないところばかりになり、より慌てることになりかねません。
おそらくは効果はないでしょう。

 

では、このような方が「TOEFL Listeningでより集中するコツは何か」。

 

1.話の半分は理解できないと割り切る。

 

「頭が真っ白になる」のは話の内容が理解できないから。
同じ内容が日本語で伝えられたら、あるいは簡単な英語でゆっくりと説明されたらパニックになることはないはず。

 

また理解できなくても何のプレッシャーもなければ、動揺しないでしょう。
例えば、英語圏以外の旅行先でテレビをつけたとき、現地の言葉で話される番組をなんとなく眺めていても平静を失うことはありません。
それは分からなくても当然と思っているから。

 

Listeningスコア10点台前半以下の方は、TOEFL本試験のListening問題では半分くらい(またはそれ以上)理解できないのが通常であり、「自分にとって聞き取れ、理解できるところだけ分かればよい」と考えてください。
最初から「理解できる部分は多くない」と割り切っていれば、できることに集中できます。

 

問題を解く際も、正解が選べなくてもうろたえる必要はありません。
正解が不明の問題は、なんとなくで適当にクリックし、時間をかけないようにしましょう。
難易度の高い問題の解答に時間が取られ、制限時間内に全問題を選択できないのはできるだけ避けたいところです。

 

2.気持ちで負けてはいけません。

 

半分くらい(またはそれ以上)が理解できない問題は、スポーツで言えば「負け試合」のようなもの。
気が動転したり、冷静さを失う気持ちは分かります。

 

しかし負けが決定的であっても、そこで試合を捨ててしまうのではなく、自分なりにできるだけ反攻することが次の試合につながります。
「理解できないところが多い試験で頑張ったところで1、2点しかアップできない」と思うかもしれませんが、そこでのほんの少しのスコアアップが次への取り組みの自信につながります。
またそのような状況で見せる粘りが、最終的に目標スコアを獲得できるかどうかの境目になったりします。

強敵相手に敗戦が濃厚でも、1発、2発でも反撃できればよいというイメージで問題に臨んでください。

 

3.結果を気にしないこと。

 

Listening 12点くらいの実力なら、できないところは割り切って気持ちでは負けずに集中できたとしても、上手く行って15点くらい。
運もあれば17-18点くらいになるかもしれません。

 

しかし、それでも目標スコア80獲得のためのListeningの目標 22点にはまだ届きません。
(80なら通常 R 23, L 22, S 15, W 20 を目指すことをお勧めしています)

 

Listening問題の正解率が70-75%ほどまで向上し22点くらいが獲得できるようになる「前」の、80点に満たないスコアは出願に使えません。
目標スコア獲得が現実的でないときの受験は、そのときどきにおける自分の実力判定のためであり、単なる実力試しの受験に緊張する必要はありません。

 

現時点で大切なのは、これまでの取り組みが試験において成果となって現れているか。
Listeningコース受講中の現在としては、8-10点であったスコアが12点に上がったことを前向きに捉えながらも、引き続き、教材問題ひとつひとつを、学習法の実践を通して「表現が聞き取れ、意味が分かる」ようにしてくことに集中しましょう。

 

そのように取り組んでいく中でさらにListening力が向上していけば、本試験の問題をより理解できるようになり、結果「頭が真っ白になる」ことはなくなっていきます。

 

以下、今回の内容に関連した過去のブログ記事。

 

Listening問題を聞いていると集中力が切れてしまう ...(2013年5月2日)

 

こちらではシャドウイングをお勧めしていますが、私からのアドバイスは人によって変わります。
こちらのご相談では「聞き取れてはいる」のが前提なので。

 

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