リスコア(スコアの見直し)しようか迷っている その1

2018-07-27

CATEGORIES Score Review(Rescoring)by.Katsurayama0 Comments

このブログの読者の方から、リスコアについてのご相談をいただきました。

 

リスコア(Rescoring,スコアの見直し、Score Review)とは、TOEFL iBTのスコアが出た後、SpeakingとWritingのいずれか、または両方の採点をもう一度行ってもらうサービス。

 

TOEFL iBT: スコア関連サービス – ETS.org

 

リスコアできるのは受験から30日後まで。1回限り。
Speaking、Writingのいずれか、または両方を同時に行わなければならない。
(Sをリスコアして、あとでWをリスコアはできない)
リスコア後のスコアが正式なものになるので、手数料は片方で80米ドル、両方で160米ドル(と高い!)

しかし、もしスコアが変わるセクションがあれば(上がっても、下がっても)、そのセクションの料金は払い戻され、リスコア代は無料となる。
方法は、申請用紙に必要事項を記入し、FAXで送る。
申請が受領されてからおよそ 3 週間後にオンラインで通知される(しかし、もっと早いことも)。

 


 

葛山先生
初めまして。ブログを拝見させていただきリスコアの存在を知りました。リスコアについてご相談があります。

先日ibtを受け,現在リスコアするか悩んでいます。

先日のスコアは,以下の通りです。

R:15  L:22  S:20  W:21 = 78

*S 20 [Task1&2:Limited, Task3&4:Fair, Task5&6:Fair]
W 21 [Integrated: Fair Independent: Fair]

ちなみに二年程前にもibtを受け,当時のスコアは,

R:16  L:19  S:19  W:21  = 75
*S 19 [Task1&2 Fair, Task3&4 Fair, Task5&6 Fair]
W 21 [Integrated: Fair, Independent: Fair] でした。

どうしても79点以上のスコアが欲しいのですが,1点足りずもう受験できる機会はありません。受験できる機会がないので,リスコアしても良いとは思っているのですが,SW両方ともリスコアするべきでしょうか。アドバイスがあればよろしくお願いします。

 


 

もう受験できない。
スコアが1点足りない。出願/合格にはどうしてもあと1点必要。

 

という状況なら、リスコア(スコアの見直し)をするしか手段がありません。

 

ただリスコア後、スコアが下がるかもしれません。
例えば「出願で要求されているスコアは95だが、94で出したら合格した」ということもあるので、1点足りないとう状況がどれだけ決定的かを判断する必要があります。
「1点足りない」なら合格したかもしれないが、リスコアで3点下がり、結果、不合格になった、ということは起こりうるので。

 

まずリスコアする前に知っておかなければならないのは「Writingはスコアが変わる可能性が低い」ということ。
WritingはIntegrated、Indepndent、それぞれのタスクにおいて2者の採点官がスコアをつけますが、2者の片方はe-raterという自動採点プログラムであり、e-raterのスコアはリスコアをしても変わることはありません。
よって、Integrated、Independentそれぞれのエッセイに対して、一人の新しい人間の採点官がスコアをつけます。

これまでいただいたご報告でもWritingのスコアが変わる可能性は極めて低いと言えます。

 

それに対して、Speakingは6つのタスクそれぞれに対して、一人の新しい採点官がスコアをつけます。
(Speakingの採点官は人間のみ)

 

Writingはスコアが見直されるのは2回。
Speakingはスコアが見直されるのは6回。

 

これだけの要素でも、単純にSpeakingスコアが変わる可能性はWritingの3倍ということに。

 

 

例えば、Speakingで「うまく話せなかったけど、スコアは悪くはなかった」という場合、甘めの採点官だったかもしれません。
仮にそうであったのなら、リスコアしたらスコアが下がる可能性は高いとなります。

 

Writing 21は4者のスコアが[4, 3, 3, 3]であったことを示します。
2つのセクションの評価はFair、Fairなので、Integrated、Independentどちらのタスクに4が付いたか分かりません。
ただ「どちらかのタスクにおいて、人間とコンピュータの採点が異なった」ので、リスコアによってスコアが動きやすい状況であるとは思います。
(でもスコアが変わらない可能性がずっと高いと考えますが)

 

Speakingはリスコアする。
こちらの方がスコアが動く可能性が高いので。

 

今回のご相談では、例えば「Speakingのスコアがいつもより大幅に下がった。パフォーマンスは悪くはなかったのに」というような状況でもないので、「下がりそう」とも「上がりそう」とも言えません。
ただ、いただいている数々のご報告から、今は何年も前と比べ、リスコアしてもスコアが変わりにくい状況のようです。

 

お金を考えなければスコアが変わる可能性を少しでも高めるため、両方でリスコアしたほうがいいと考えます。

 

ご相談をいただいた方のように「リスコア(スコアの見直し)を知らなかった」という方は、以下の一連の投稿をご一読ください。

 

ブログカテゴリー:Score Review(Rescoring)

 

今回、ブログのタイトルを「リスコア(スコアの見直し)しようか迷っている  『その1』」としました。
受講生の方でなくてもリスコアを迷うなら、ブログのコメント欄、またはメール info[アットマーク]etestprep.com までメールでご相談いただければ「その2」としてここで回答します。

コメントをどうぞ

Eメールアドレスは公開されません。