TOEFL Speaking:評価点1と2の違いを探る(Independent Task編)

2018-05-26

CATEGORIES Speaking対策by.Katsurayama0 Comments

TOEFL iBTで80点以下(80、72、70、61、60など)のスコア獲得を狙う場合、Speakingセクションは15点(以上)を目指すことになります。

 

Speaking回答への評価点は4, 3, 2, 1, 0のいずれか。
Speaking 15は、6つのタスクそれぞれに対する人間の採点官の評価点の平均が2.0だったときのスコア。

TOEFL iBT Speaking換算表

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SpeakingはWritingとは異なり、本試験では自動採点プログラムが評価点をつけることはありません。
それぞれのタスクに対して1人の人間の採点官が担当します。
人が異なればスコアが変わる可能性も当然あり、スコアの見直し(Score Review、リスコア)によってスコアが上下することもよくあります。
(スコアの見直し/リスコアに関して知りたい方は以下をご確認ください)

 

ブログカテゴリー:Score Review(Rescoring)

 

Speaking 15獲得を目指す場合、6つのタスクすべてで評価点2の獲得を狙うことになります。
2を取るには1のレベルよりもよいパフォーマンスができればいいので、Rubrics「評価基準」で評価点1と2の採点項目を比べてみましょう。

 

Speakingセクションの評価基準はIndependent Task(Task 1, 2)とIntegrated Task(Task 3, 4, 5, 6)で異なるので、今回はIndependent Taskを取り上げます。

 

TOEFL Speaking Rubrics「評価基準」   ← Rubricsを読みたい方はこちらをクリック

 

ただその前に、0点に対してはIndependent、Integrated評価基準が同じ、それも1文だけなので先に確認しましょう。

例によってRubricsの訳は理解しやすさを優先し、かなり意訳したり、ポイントのみ取り上げます。

 

<0点>

Speaker makes no attempt to respond OR response is unrelated to the topic.

「何も話していない、または問題トピックとは関係ないことを話している」

 

makes no attempt to respond「何も話そうとはしていない」とは書かれていますが、ほんの少しだけ話せて、回答時間の大部分で黙ってしまったり、「あー」とか「うー」とか言っている状態だったら0点になる可能性は高いと思われます。

 

ということで、何かしら問題トピックについて英語で話していると採点官が判断すれば1点はもらえます。
よって、問題を理解できるくらいの英語力があれば、1点を取ること自体は難しくはありません。
Speakingスコアアップにより15点獲得を目指す場合、評価点1の回答を2点レベルに改善することが求められます。

 

では、Speaking Independent Task(Task 1, 2)のGeneral Descriptionから。

 

General Description「概要」

<1点>

The response is very limited in content or coherence or is only minimally connected to the task. Speech may be largely unintelligible. A response at this level is characterized by at least two of the following:

内容、話のつながりが極めて難あり。
問題に関連したことをほんの少ししか話していない。
話の大部分が分からない。
3つの評価項目のうち、1点の特徴を少なくとも2つ持っている。

<2点>

The response addresses the task, but development of the topic is limited. It contains intelligible speech, although problems with delivery and/or overall coherence occur; meaning may be obscured in places. A response at this level is characterized by at least two of the following:

問題に対して回答できてはいるが、内容は十分に展開されていない。
話には理解できるところもある。とは言え、Deliveryや全体的な論理性に問題がある。
ところどころ、意味が曖昧なところも。
3つの評価項目のうち、2点の特徴を少なくとも2つ持っている。

 

上記の説明によるGeneral Descriptionでの1点と2点の違いは

 

分からないところが大部分なのか、ところどころなのか。
発音や表現、話の展開に難があっても、だいたい何を言っているかは分かってもらえるなら2点になります。

 

ではそれぞれの評価項目を見ていきましょう。

 

Delivery「話すペース・流暢さ、明瞭な発話、発音、イントネーション」

<1点>

Consistent pronunciation, stress and intonation difficulties cause considerable listener effort; delivery is choppy, fragmented, or telegraphic; frequent pauses and hesitations.

発音、強勢、イントネーションが常に難ありで、採点官は何を話しているか理解しようとかなり頑張らなければならない。
話が途切れたり、ほんの少しだけ話して終わってしまうことが多い。
話をしない間(ま)や口ごもりが頻繁。

<2点>

Speech is basically intelligible, though listener effort is needed because of unclear articulation, awkward intonation, or choppy rhythm/pace; meaning may be obscured in places.

話は基本的には理解できる。
しかし、はっきりと話していなかったり、イントネーションが変だったり、リズムやペースが一定でなかったりするので、採点官が理解しようと頑張らなければならない。
ところどころ、意味が分からないところがあるかも。

 

Deliveryにおける1点と2点の違いは

 

1点は「発音、イントネーション、話をしない間、口ごもりなどにより理解できないときが多い」、2点は「理解はできるが、分かりやすくはない」。
Delivery(話すペース・流暢さ、明瞭な発話、発音、イントネーション)においてところどころ問題はありながらも、「まあ、何を話しているかは分かる」という感じなら2点になります。

 

続いて

 

Language Use「語彙・表現と文法・構文の豊富さや正しさ、自然さ」

<1点>

Range and control of grammar and vocabulary severely limit or prevent expression of ideas and connections among ideas. Some low-level responses may rely heavily on practiced or formulaic expressions.

文法や語彙の多様さ・正確さは非常に限られていて、考えや考え同士のつながりがうまく説明されていない。
事前に練習したであろう表現、または決まり文句を多用しても、回答のレベルは低い。

<2点>

The response demonstrates limited range and control of grammar and vocabulary. These limitations often prevent full expression of ideas. For the most part, only basic sentence structures are used successfully and spoken with fluidity. Structures and vocabulary may express mainly simple (short) and/or general propositions, with simple or unclear connections made among them (serial listing, conjunction, juxtaposition).

回答で使われている文法や語彙は限られていて、多くの場合、それが理由で考えを十分に説明できていない。
上手く、流暢に話せているときは基本的な文構造がほとんど。
そのような文構造や語彙で考えを述べていても、だいたいが簡単で短かったり、詳細に欠けてたり、単なる列挙・並列でつながりが不明瞭だったり。

 

Langage Useにおいては

 

1点はうまく話せているところがあっても決まり文句や事前に覚えたであろう表現どまりで、考えが説明されていないのに対して、2点は文法や語彙は限られ、文が短かったり、詳細に欠け、単なる列挙になっていても、大部分は非常に基本的な文構造で、流暢に説明できている。
中学1、2年の教科書レベルの英語でも、うまく使えて話せていれば2点が取れます。

 

最後に

 

Topic Development「話の展開・つながり、分かりやすさ、意見や理由のサポート・具体例」

<1点>

Limited relevant content is expressed. The response generally lacks substance beyond expression of very basic ideas. Speaker may be unable to sustain speech to complete the task and may rely heavily on repetition of the prompt.

話の内容がほとんど問題に関連していない。
話せているのは非常に基本的な考えばかり。
最後まで話し続けることができていないし、問題内の表現の繰り返しが多い。

<2点>

The response is connected to the task, though the number of ideas presented or the development of ideas is limited. Mostly basic ideas are expressed with limited elaboration (details and support). At times relevant substance may be vaguely expressed or repetitious. Connections of ideas may be unclear.

問題に対して回答できてはいるが、語られている考えの数やその展開が不十分。
ほとんどは基本的な考えに終始し、具体性や詳細、裏付けに乏しい。
問題と関連した内容であっても、曖昧だったり、同じ表現の繰り返しているところがあったり。
ときどき回答内容はバラバラで、つながりがはっきりしないことも。

 

Topic Developmentでは

 

1点は「問題と関連しないことを話しがちだったり、話が途中までで終わってしまったり、問題内の表現を繰り返してばかりだったり、非常に基本的なことしか言えてなかったり。」
2点は「トピックから離れてはいないが、話が展開していなかったり、曖昧だったり、同じ表現を繰り返していたり、分かりにくいときがある。」

ということで、同じ表現を繰り返したり、曖昧なところがあっても、問題トピックに関して話せていれば2点レベルになります。

 

以上、Speaking Independent Taskの評価基準における1点と2点の違いを確認しました。
2点を獲得するパフォーマンスのレベルが大まかにでもイメージできるかと思います。

 

Delivery、Language Use、Topic Developmentのうちの1つで1点レベルでも、他の2つの項目が2点レベルなら評価点は2になりますが、3つの項目すべてでで2点レベルの回答ができるようにすることを意識してSpeaking対策を行っていきましょう。

 

ちなみに、SpeakingのIndependentタスクの評価点3、4に対する説明については以下をご一読ください。

 

TOEFL Speaking:評価点2と3の違いを探る(Independent Task編)(2017年11月26日)

 

TOEFL Speaking:評価点3と4の違いを探る(2017年12月25日)

 

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