TOEFL Reading:本試験だと24くらい。でもTPO(公式模試)だと29になった。なんで?

2017-03-17

CATEGORIES 100点を目指す, Reading対策by.Katsurayama0 Comments

ウェブトフルの受講生の方(Aさんとします)から

 

TPO Vol. 23(Group 4、RLのみ)を受けたら、本試験では24点くらいのReadingスコアが29点だった。
模試でも本試験と同じくらいの理解が難しかったのに、29点になるのはTPOの問題が易しかったのか?

 

という内容のご質問をいただきました。
(ご相談の文面を大幅に変えています。)

 

受講生の方々とのご相談のやり取りにおいて、Reading、Listeningの実力を正確に判断するために公式模擬試験であるTPO(TOEFL Practice Online)をよく受験していただいています。
そこでの結果の分析から、Reading、Listeningにおけるご自身の弱点を把握できれば

 

スコアアップを妨げている理由は何か
今後の対策において何に注意しながら問題に取り組めばよいか

 

が分かるからです。

 

ということで、AさんにもTPOを受けていただいたのですが、普段は24点くらいのReadingスコアが29点になるというのはよくあることではありません。

 

ちなみに「TPO Vol. 23のReading問題はTOEFL本試験よりも簡単」ということはありません。
TPOの問題は過去に本試験で使われた問題ですし、過去に私にTPO23でReading 29のご報告をくださった方は、TOEFLで100数点、GMATで700を超える点数獲得の実力の持ち主でした。

 

このような状況に対して、TOEFL本試験なら「なんでだろう?」で終わってしまうのですが、TPOは問題を再度見直すことができます。

 

私がAさんにお願いしたのは「正解かどうか自信のなかった Reading問題は何問くらいだったか。」

 

いただいた回答は16問(うち4問に不正解)。

 

Reading、Listening問題の自分の解答が正解か自信のないとき「4つの選択肢のどれが正解かは分からない」ということはあまりないかと思います。
だいたいが「4つの選択肢のうち2つは削除できるが、残りの2つで迷う」という状況のはず。

 

2つの間違いの選択肢が正しく削除できているのなら、残りの2つのどちらが正解か分からなくても、正解率は50%。

Aさんの「正解か自信のなかった16問」の正解率が50%だったなら、8問間違い。
TPO23では、Reading 8問間違いなら、25点になります。
(TPO23における、正解数とスコアの関係は以下からご確認ください)

 

TOEFL Practice Online (TPO) 23 Reading & Listening スコア換算分析結果 その2(2015年10月29日)

 

仮に16問中の正解率が25%なら、12問間違いとなり21点。
そしてAさんは16問中の正解率が75%で、4問間違いとなり29点でした。

 

ここで話を少し変えます。
あなたは1枚のコインを持っています。
表を出そうと16回振ったときに、表が16回中12回も出たり、4回しかでなかったということは、可能性は低いながらも起こりうるとご理解いただけるかと思います。
AさんのTPO23、Reading 29点は「運がよかった」結果と判断します。
しかし運に恵まれながらも、より正解にたどり着きやすくなってきているのかもしれません。
その辺は今後のスコアによって分かるでしょう。

 

今回のTPO受験の結果で大切なのは「29点を取った」とか「普段は24点くらい」ということではなく

 

正解か自信のなかった問題が16問もあった

 

ということ。
そのような状況だと、運次第では22点くらいになっても当然。

 

では、Aさんが今後行うべきは

 

間違った問題だけではなく、正解か自信のなかった問題に対しても、必ず、なぜ正解の選択肢が正解になり、不正解の選択肢が不正解になるのかを問題解法の視点に基づき分析する。

 

なぜ解答に自信が持てなかったのか。
単語の意味を知らなかったからか。
解法の適用は十分であったか。
問われている箇所の論理関係を把握できていたか。

改めてパッセージを読み直して、より理解できる状態では正解にたどり着きやすいか。

 

正解かどうか自信のない問題が多いうちは、高得点を取るのが難しい上、得点が安定しません。
「高得点を取れることもあるが、高スコアで安定しない」という方は、留学経験があったり、長らく英会話を行っていて英語を使うことに自信はあるという場合も多い印象があります。

 

TOEFLのReading、Listening問題を感覚で解いているうちは高得点の獲得が難しいと言えます。
正解の選択肢が正解になるには理由があり、その理屈を解法として学ぶことが正解率の向上に有効です。
ETSが作成した問題を長い間、多く解いてるのにスコアが伸びないという方は、問題解法を見直した方がよいかもしれません。

 

以下、関連記事。参考まで。

 

TOEFL Reading:本試験レベルの問題を多く解いていけば、スコアは上がる?(2016年11月27日)

 

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