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104点獲得のご報告をいただきました! その2

104点獲得のご報告をいただきました! その1(2016年8月16日)

 

の続きです。今回は104点を獲得されたSさんのご報告の中のいくつかの点に対して感想を書きます。

 

> 2/28 73 (R20, L17, S15, W21)
> 3/26 88 (R28, L23, S17, W20)
> 4/23 86 (R22, L23, S18, W22)
> 5/7 95 (R25, L24, S20, W26)
> 5/22 95 (R27, L25, S22, W21)
> 6/18 94 (R27, L24, S19, W24)
> 7/9 89 (R27, L21, S19, W22)
> 7/30 90 [TPO Vol.31] (R28, L25, S15, W22)
> 8/6 104 (R29, L30, S20, W25)

 

Sさんは

 

> 5月初頭に95が出てからの3ヶ月はスコアが伸び悩み、結構苦しみました。

 

と書かれていましたが、TOEFL試験は毎回の受験の度にスコアが上がっていくような試験ではないので、このように伸び悩むことはよくあります。
4セクションすべてにおいて高得点にならないと目標スコアまで到達しにくいのです。
よって、運も目標到達の大きな要素になります。
例えば、5/22の試験でW21がその前の試験のWの26だったら、100点になっていました。

 

しかしながら、実力を着実に向上させる取り組みができていれば、必ずスコアに反映されるようになります。
8/6のL30に関しては

 

> 正直、Listeningの満点は出来過ぎであり、明らかに迷った問題がいくつかあったので偶然の要素も大きいと思います。

 

とSさんはおっしゃっていますが、高いListening力がなくては30点は取れません。
運に恵まれたところもあったとは思いますが、それまでの取り組みが実った成果と考えます。

 

またReadingは5/22以降、公式模試(TPO)も含めて毎回27点以上が取れています。
(TPOのSWは自動採点プログラムによってスコアがつき、本試験とは異なるので、参考程度に考えましょう。)
以下のリンク先のReading試験のスコアや正解数からも分かるように、比較的間違いの数が多くても高得点が取れやすいのがReadingセクション。
(それに対して、Listeningセクションは1問不正解が増えるたびに1点引かれていく感じ)
よって目標スコア到達の戦略のひとつとして、Readingで安定して高得点を獲得できるようにすることをお勧めします。

 

TOEFL Practice Online (TPO) 23 Reading & Listening スコア換算分析結果 その2(2015年10月29日)

 

> ※ なお、上記のテストのうち3回、リーディングで代名詞問題が出題されました。

 

「何の話?」と思われる方は以下を参照ください。

 

TOEFL Reading: 代名詞問題(Reference Qs)は出題されない?(2015年2月10日)

 

> ※ また、スピーキングとライティングのインディペンデントで、agree/disagreeではなく、3つの選択肢から一つを選ぶという問題が出題されることがありました。

 

たまにそのような問題が出題されることもあります。
しかし、3つから1つを選ぶのも、2つから1つを選ぶのもあまり変わりません。
どちらが(どれが)良いと選択し、自分が選択した立場をサポートする内容を書き/話しましょう。

 

> ※ 最近、ETSから受験者向けアンケートがあり、幾つかの設問の中で、Speakingの順番について問うものがありました。Speakingを最初か最後に持ってくることで、受験者全員が同じタイミングで受検できるようにすることをどう思うか?といったことが聞かれました。

 

非常に興味深いご報告です。
現在のTOEFL試験の形式では、間の10分間の休憩の際、近くの受験者のSpeaking回答を聞いて、問題内容を推測することが可能。
しかし、回りの回答が聞き取りやすいとは限らず、また最初からそれを当てにしてしまうと聞き取れなかった場合、焦ることになるので、そのような戦術を取ることをお勧めはしません。

しかしSpeaking試験が一斉に始まったら回りの受験者の回答を聞くことができなくなるので、公平な形でSpeaking力を測定できるようになりますね。
いつかそのように変わるのかもしれません。

 

ここからは個人的な所感ですが、最近ではDELTAではほとんど間違えないくらいになっていたのですが、実際のテストやOfficial Testsは難しいと感じることが多く、その要因は、ETS問題の方が発音がより自然な言い回しに近いことや、音声がDELTAより不明瞭な場合があること、またETSの問題は選択肢の表現が難しく、聞き取れているのに選択肢で迷うことにあったのではないかと思っています。
なので、最後の方はDELTAよりもETS問題により多く取り組み、選択肢も含めて慣れることを意識しました。ウェブトフルではOGコースで実践問題に取り組めることと、Quick PrepやOfficial Testsの単語集も非常に役立ちました。

 

過去にこのブログで何度か触れていますが、教材として使用しているDeltaはOfficial Guide(青い本)やOfficial Tests(赤い本)の問題よりも易しいと言えます。
だからこそ、WebTOEFLのListening、Readingコースでは、Delta 18Dayコースを通して解法の習得とListening力、Reading力の養成を行った後に、Official GuideやOfficial Testsに取り組む構成になっています。
Sさんがおっしゃっているように、演習用のOfficial Guideコースでは、Official Guideのみならず、Official TestsのVolume 1, 2両方に対する単語リストや問題Q&Aを用意し、ETSが提供する問題集すべてに対する取り組みをサポートしています。

 

> 学習時間は平日夜が1.5時間程度、休日は8時間程度でした。

 

とのことですが、

 

> iPodに音声を入れて通勤(片道1時間 × 2)の間に聞き、少しでも聞き取れない箇所や意味を忘れてしまった単語があれば、その場でスクリプト(アンダーラインやメモ書きしたスクリプトの画像をiPodに格納)を見て確認することを、全ての問題で繰り返し実践しました。

 

通勤時間でのListeningへの取り組みも含めれば、平日は3.5時間程度ということになるのでしょう。
Sさんの取り組みで非常によかったのは、通勤時間でのListeningにおいて、単に問題音声を聞き流すのではなく、聞き取れないところ、意味が分からないところをその場でチェックし、「聞き取れ、理解できる」状態にしたところ。

 

単に問題音声を聞き流しているだけでは、集中力も切れやすく、問題音声が頭に入って来ないことも多いはず。また確認をしたら分かったであろう自分の弱点がそのままになってしまいます。

 

Sさんは出張の新幹線の中でもTOEFL対策に取り組まれたとのことですが、忙しく時間確保に苦労されている方は特に、通勤時間やすきま時間を有効活用して、学習時間を増やすことが大切になります。

 

私の感想は以上です。
Sさん、詳細なご報告と感想に対し、改めて心より感謝申し上げます。

 

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