ブログ読者の方から101点獲得までの取り組みのご報告をいただきました! その1

2015-12-29

ブログ読者のMさんからいただいた101点獲得までの取り組みのご報告を紹介します。

Mさん、TOEFL対策を行っている方々のためにご自身の経験の詳細なご報告をいただき、また掲載に快諾いただき、心より感謝申し上げます。

以下、Mさんからいただいたご報告そのままです。
様々な項目に対する私の感想は「その2」として次回に書きます。

 

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葛山先生、スタッフご一同様

初めまして。私は、Mと申します。
私は先生のブログの一読者に過ぎず、先生のコースの購入者ではございませんが、本日は先生にお礼と恩返しがいたしたく、僭越ながら問い合わせフォームからご連絡差し上げました。

私は、先生のブログからTOEFL受験に必要な情報を入手するとともに、(特にリスニングセクションの)勉強方法を学び、また、先生のお言葉とブログ掲載の高スコア獲得の受験生報告を励みに、約半年間、TOEFLを受験して参りました。その結果、無事、12月12日のテストで100点を超えるスコア(101点)を獲得することができました。ここに御礼を申し上げますとともに、少しでも今後のご指導の参考になればと思い、(ブログから参考にさせて頂いた内容を含む)私の勉強方法や最近のTOEFLの試験問題の傾向の変化等について少しコメントさせていただければと思います。

 

1. バックグラウンド

私は、いわゆる大手渉外法律事務所の弁護士であり、アメリカのロースクールのLLMカリキュラムに来年(2016年)アプライし、再来年(2017年)入学予定です。
これまで、留学経験等はなく、海外経験は数回の家族旅行程度です。
仕事では、2, 3年くらい前から日常的に英文契約書や文献等の読み書き、メールでのネイティブとのやり取り等を通じて英語に触れておりましたが、電話やface-to-faceでの会議でネイティブを含む第三者と英語で会話する機会はほとんどありませんでした(今もほとんどありません)。但し、英会話の個人レッスン(週1回1時間、w/ネイティブ)を、5年間ほど現在まで続けています。
ちなみに、TOEICは大学時代に3回受験したことがあり、最高点は855点だったと記憶しています(9-10年ほど前です。Readingはほぼ満点だったと思います。逆算すると、Listeningは350点もなかったということになりますね…)。

上記のようなバックグラウンドがあり、いわゆる純ジャパ(=旅行以外の海外経験がなく、かつ仕事でも読み書き以外で英語を使用しない層)の方の中では、基礎的な英語力はトップレベルと自負していました(但し、この「過信」と初回スコアがそれなりに良かったことが、6月までの停滞期を生んでしまったと今では後悔しています。)。
勉強時間は、7月以降平日朝1時間、夜2時間程度をそれぞれ確保しましたが、0歳と2歳の子供がおり、土日も2-3時間程度を確保するのが限界でした。なお、これらの勉強時間には0歳児を抱っこしながらのリスニング時間を含みます。これくらい努力する覚悟がないと、上記のようなバックグラウンドであっても、日本人が100点を獲得することは極めて難しいということをぜひ生徒さんに宜しくお伝え下さい。(また、当然ながら夜、飲み会への参加も極力減らしました。)

 

2. スコアの変遷

私のTOEFLスコアの変遷は以下のとおりです。(全14回)

受験日   R L  S(内訳) W(内訳)TOTAL
2015/2/14 27 20 18(FFL)  21(FF)  86
(*過去問で全体の問題形式に一度目を通した程度で、実力確認のためのお試し受験)
4/18    26 21 17(LFL)  19(FF)  83
5/9     29 21 15(FLL)  23(FG)  88
5/30    27 21 14(LLL)  21(FF)  83
6/27    29 15 15(LLL)  25(GG)  84
(*この試験結果を受けた頃からこのままではまずいと思い、本気で勉強開始)
7/11    28 22 18(FLL)  26(GG)  94
8/1     28 22 18(FLF)  28(GG)  96
(*この頃から全体点数は90点台半ばまで上がってきていますが、リスニングは半分くらいしか理解できていないのが実感で、なんで22点前後も取れているのか自分でも分からない状態でした。他方で、この頃からライティングのIndependentは自信を持って5点を狙いに行くことができました。)
8/30    27 24 19(FLF)  24(FG)  94
9/12    27 20 15(LLL)  28(GG)  90
10/11   27 27 20(FLF)  25(FG)  99
(*この試験のときから明らかにリスニングの問題が従前よりも聞こえるようになり、実力の向上を実感しました。)
10/31   28 22 18(FFL)  27(GG)  95
11/15   29 24 17(FLL)  27(GG)  97
11/28   28 24 20(FLF)  25(FG)  97
12/12   30 26 17(FLL)  28(GG)  101

 

3. セクション別勉強法と最近のTOEFL出題傾向

(1)Reading(目標28-29点)
もともとそれなりに点数を取れていたため、過去問を数回解いて時間配分と問題の解法を確認した程度です。

もっとも、9/12に2回連続して27点が続いたときに、毎回Readingの単語問題で落としている1-2問が(文脈から意味を推察している時間を含め)勿体無いと感じるようになり、単語集(旺文社のいわゆる3800)に取り組み始めました。その結果、10/31の試験以降は単語問題で迷う問題がなくなり、(他の問題を検討する時間に余裕が出来たこともあって)28点以上をキープできるようになりました。この「単語問題で迷わなくなった結果生まれた他の問題の検討時間」が最後の1-2点を安定して押し上げるのに重要だったと感じています。

なお、いずれの日のいずれの大問であったかは記憶にないのですが、小問2問だけ、(各大問最後の内容要約問題以外の問題で)個別のパラグラフではなく、問題文全体から意味を問うような問題に遭遇しました(過去問で見たことのない形式でしたので、そのときは少し焦りました。)。

 

(2)Listening(目標25-26点)
最も苦手かつセクション別目標点との乖離が大きいセクションであること、SpeakingやWritingにも影響することから、Listening対策に一番時間を費やしました。
具体的には、6月後半以降、Official TOEFL ibt Testsなどの問題をひたすら解き、解いた後に正誤の確認だけでなく、スクリプトを見つつ、一字一句、聞き取れた部分と聞き取れていない部分の確認作業をし、「聞き取れない言葉」を「聞き取れる言葉」にする地味な作業に時間を費やしました(1問あたり2-3時間程度)。

8月の2回の試験のときにSpeaking, Writingでのリスニングを含め、少し聞き取り能力が向上していると感じ、このやり方を信じ(=ちょっと手を出そうと思っていたTED等の他の音声教材をすっぱりやめ)、ますます時間を増やしてこの取り組みを継続しました。
そして、10/11の試験のとき、明らかにこれまでになくクリアに各講義の内容が理解でき、また、Speakingでの音声も明らかにこれまでよりもクリアに理解でき、「言っていることが分からないから話せない」という問題も減りました。

 

(3)Speaking(目標19-20点)
初回受験時に18点が取れて目標点との乖離が小さかったこと、英語を話すこと自体は嫌いではなく、リスニングで聞き取れさえすれば目標点を取れる(=3,4問は3点を取れる)自信があったこと、週1回の英語の個人レッスンを継続していたことから、費用対効果も勘案し、割り切ってさほど時間を割くことはせず、過去問を通じて問題の形式に慣れる程度に止めました。
結果的に、問題形式に慣れた受験後半は、リスニングの内容がそれなりに聞き取れたときは19-20点が取れ、そうでないときは17-18点程度に止まる、という感じでした。

 

(4)Writing(目標27-28点)
仕事柄、英語を書く事に自信があったことと、ListeningとSpeakingが足を引っ張ることが最初から分かっていたことから、Writingの目標スコアは高く設定し、具体的には、いずれかの大問で5点満点(もう一方は4点で合計28点程度)を取ることを目標としました。
結果として、過去のスコアを見る限り、私は8月以降、Independentではほぼ5点満点(少なくとも4.5点以上)を取れていると思います(他方でIntegratedはどうしてもリスニングが足を引っ張り、良くて4点、たまに大事なポイントを1つ聞き逃し、Fairをとってしまいます。)。7月頃までは、「とにかく字数を稼ごう」と思い、400字超を常に目指し、IntroやConclusionも(ネイティブのチェックを経つつ)テンプレートを自分なりに作成して長めに書いていました。しかしながら、実際に480字程度書いたときでも、(Goodは取れたものの)満点は取れていないようでしたので、以下の2点で意識・発想を変えました。その結果、字数は以前よりも100語程度減りましたが、点数は高得点で安定するようになりました。

・IntroとConclusionは必要最小限度にし(さらに言えば、時間が足りないときはConclusionを書かないこともありました)、その分浮いた時間でBodyを可能な限り論理的な文章となるよう推敲し、かつサポートする具体例を説得的に書くことを意識しました(結果的に、語数は400字を超えることはなくなり、330-380字程度のことが多くなりました。)。
・1点目のとおり、より内容を推敲するようになったこととも関連するのですが、「問題文に忠実に回答する」ということをより意識するようになりました(その結果、自分が書き慣れている、いわゆる「ストック」的なものになんとなく安易に引きつけて字数を稼ごうとする姿勢がなくなりました。)。

なお、これは私の個人的な感覚ですが、最近のTOEFLのIndependentの問題は、「ストック」的なエピソード・表現等で対応しづらい、より具体的な解決方法等を尋ねる設問や、3つの回答から1つを選択して書かせる設問などが増えているように思います。上記の2点目はこの観点からも意識・発想を変えたことが高得点につながったのではないかと思っています。

 

4. ダミー問題について

12/12の1回だけ、Readingが大問4問80分構成で、大問1問がダミーだったようです。
その他の回では全てListeningが大問3問構成で、いずれも大問3問目が以前に見たことのある問題でした。

 

5. 試験会場について

私は、特に受験後半はそのほとんどを御茶ノ水テストセンター(特に01A)で受験しました。
設備が優れていること(特に01Aはキーボードが日本式であることを含む)、イヤーマフがあること、自宅からのアクセスがよいこと、試験監督者らスタッフの能力が高いと感じられたこと、が理由です(私が受験した中ですと、次点はイヤーマフのある田町テストセンターです。神保町と本郷の受験会場は2度と受けたくないような設備でした。)。

 

6. リスコアについて

私は、Speakingで6回、Writingで4回ほどリスコアをしましたが、点数が変わったことは一度もありませんでした。

 

以上長文となり大変恐縮ですが、何らかの形で今後のご指導の参考になりましたら幸いです。

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