ローディング

Loading0%

TOEFL 70弱から90以上(各セクション R 22, L 17, S 24, W 25以上)を目指すには? その2

前回の投稿

TOEFL 70弱から90以上(各セクション R 22, L 17, S 24, W 25以上)を目指すには? その1(2015年1月28日)

の続きです。

 

「Aさんのような方がSpeaking 24を取るにはどうしたらよいか」についてこれから書きますが、その前にお伝えしたいのが

 

志望校合格には、絶対にSpeaking 24以上が必要なのかを確認しましょう。
なぜなら「大学・大学院側が要求するスコアに満たなくても合格した」という話はよくあるからです。


例えば、Speaking 22でトータルが90以上なら合格も可能という場合、Speakingで4獲得に向けた取り組みに多大な時間を費やさなくて済みます。

しかしAさんの志望校のようにセクション別の最低スコアを提示している場合、それぞれのスコアを満たさないとその時点で選考から外されるのが一般的ではあります。

 

TOEFL対策を開始する前に、Speakingが24以上ないとダメなのか、または23以下でも合格の可能性があるのかを、志望校の担当者、過去の合格者や卒業生、留学予備校や留学カウンセラー等に確認することをお勧めします。


では話を「現在Speakingで17くらいの方が、24以上を取るにはどうしたらよいか」に戻しましょう。

日本人TOEFL受験者の多くの方々にとって、4獲得のカギはDelivery(話すペース・流暢さ、明瞭な発話、発音、イントネーション)。
前回お話しましたように、Delivery自体が4レベルでないと他の評価基準のLanguage Use, Topic Developmentが良くても最終的にスコアは4になりません。

また程度にもよりますが、発音やイントネーションが良くないと、採点官に理解してもらえなかったり、別の表現と勘違いされることがあります。
また話すスピードが遅かったり、つっかえたり、間があくことが多いと、話を十分に展開できなくなります。
結果、Deliveryの弱さが、Topic DevelopmentやLanguage Useの評価を下げることになります。


しかし、発音がネイティブのようでなければならないということではありません。
採点官が特に苦労せずに理解できるレベルであればOKです。

 

まず自分の発音・イントネーションをネイティブスピーカーが問題なく理解できるかどうかを確認したいところです。
オンライン英会話などで、Speaking問題に対して、自分で作った回答か、教材やコースで提供される模範回答を読み上げ、発音・イントネーション、流暢さをチェックしてもらいましょう。
自由会話だと、英会話の先生は流暢さの促進を優先して、発音修正のために話を遮るのを避けてしまいがちなので、何かを読み上げ、発音・イントネーションを指摘してもらうことを目的とした時間を取ったほうがよいと考えます。
(自分で作った回答なら、Lanuage Use, Topic Developmentに対するアドバイスももらいましょう。)

 

1つの回答(45秒-1分)に対して、発音・イントネーションの修正がいくつもある場合は、改善に早めに取り掛かることをお勧めします。
取り組み済みのSpeaking問題はすべて、4点レベルの回答ができるようにしていきましょう。
すでに取り組んだ問題が4点レベルで回答できないなら、本試験で初めて出会う問題に対して4点レベルで話せる訳がありません。
ただ、最初から4点レベルの回答は難しいので、当初はできるだけ4点レベルに近づけることを意識して取り組んでいけばいいでしょう。

 

英語教授経験の浅い先生だと発音指導は難しいものなので、改善がうまくいかない場合は、発音のポイントをYoutubeで検索しましょう。
“R L 発音”, “she see pronunciation”などで検索すると表示される、いくつものインストラクション動画の説明が役立つはずです。

 

4レベルの回答をしなければ24以上が取れないとはいえ、24を獲得するには6つのタスクのうちの1つで4、残りは3でいいので、すべてのタスクで4獲得を狙う必要はありません。
例えば、多くの方が苦手とするTask 4 & 6のAcademic Course Contentに対しては、3が取れる対策ができれば十分です。
Task 1 & 2のFamiliar Topicsか、Task 3 & 5のCampus Situationsのいずれか、または両方で4獲得が狙えるようにしましょう。

 

Speaking問題において、何をどのように回答すべきか分からないという方には、TOEFL iBTの公認トレーナーである五十峰先生によるSpeaking 10Dayコースの受講をお勧めします。

 

Speaking 10 Dayコース Task 1 & 2(講義のみ)
Speaking 10 Dayコース Task 3 & 5(講義のみ)
Speaking 10 Dayコース Task 4 & 6(講義のみ)


これまでSpeakingで4を取ることを意識した話をしてきましたが、そもそも3獲得が難しいのは、100以上のスコアを達成した方々の多くが、いつも23(以上)を取れているわけではないことから明らかです。
22以上は確実、24が取れることもあるという高みを目指さなければなりません。

 

また以下のSpeaking音声添削コースの “Set A” を受講されることにより、現在のSpeakingレベルのチェックとともに、Delivery, Language Use, Topic Developmentのどれをどの程度改善すべきか確認できます。

 

Speaking Task 1 & 2 (Familiar Topics) 音声添削コース



Set Aでは同じ問題に対して2回、回答いただきます。
まず1回目の問題(例えば、Task 1 – 2問, Task 2 – 2問)に対する回答を提出し、音声添削を通して現在の実力と弱点を知る。
そして自らの課題を意識しながらSpeaking対策を行い、対策が一段落したところで2回目を提出。
実力の成長および更に高めるには何が足りないのかを確認する。
(2回目の提出は、1回目の回答への音声添削を受け取ってからあまり時間をおかずに取り組むのが通常になりますが、このような使い方も可能です)

 

Speakingにおける弱点は自分では認識できないことが多いので、Speakingの評価基準を熟知した専門家に「どのレベルにいるのか」「どのようなミスをしがちなのか」「何を向上させるべきか」を教えてもらうことは効果的・効率的なスコアアップにつながります。

 

90以上を目指す場合、基本的にはRLで45くらいのスコアを取ってから、SWに移ることをお勧めしています。
(この辺りのことは次回の投稿で書きます)
しかしAさんのような方がS 24以上の縛りをクリアするには、早めにSpeaking対策を開始する必要があると考えます。

ということで、今回はSpeaking対策に関して書きましたが、次回は残りの3セクションについてお話します。

 

コメント

コメントを残す

まずは無料体験授業を受講する