109点獲得とそれまでの取り組みのご報告をいただきました! その2 〜 100以上と109の違いを考える

2014-08-08

今回は

109点獲得とそれまでの取り組みのご報告をいただきました! その1(2014年8月4日)

の続きです。

 

前回、KさんからいただいたTOEFL 109点獲得までのスコアと取り組みのご報告に対する感想を「その2」という形で改めて投稿しますとお伝えしましたが、TOEFL 30点台(TOEIC 300点台)のスタートから109を獲得するような方は極めてまれであり、また詳細なご報告をいただいたので、私の感想は1回にまとめず、3回くらいに分けて書くことにします。

今回の「その2」はスコアに注目します。
以下、Kさんのスコア。

 

Day Reading Listening Speaking Writing total
2011.8.14 8 8 11 10 37
2012.01.17 19 12 19 20 70
2012.02.28 21 15 17 24 77
2012.03.08 17 12 22 22 73
2012.04.14 22 11 17 22 72
2012.04.28 22 17 20 25 84
2012.05.12 26 18 20 22 86
2012.06.10 22 17 20 22 81
2012.06.17 26 22 17 24 89
2012.07.22 20 16 19 24 79
2012.08.19 28 21 15 27 91
2012.09.16 27 17 20 25 89
2012.12.02 26 23 20 28 97
2012.12.08 23 19 20 29 91
2013.2.24 23 18 17 21 79
2013.03.02 28 24 22 27 101
2013.3.24 24 23 19 25 91
2013.06.08 24 29 20 27 100
2013.07.20 27 27 18 24 96
2013.8.24 29 27 20 22 97
2013.8.25 29 28 20 27 104
2013.10.12 28 25 17 28 98
2013.11.14 27 22 23 28 100
2013.12.07 28 25 20 24 97
2014.1.12 27 21 20 28 96
2014.3.2 29 27 23 28 107
2014.3.16 28 25 22 27 102
2014.3.22 27 27 20 27 101
2014.4.28 30 21 22 24 97
2014.5.11 27 26 22 27 102
2014.5.26 28 29 22 29 108
2014.6.15 29 26 23 23 101
2014.6.29 28 28 23 30 109
2014.7.12 30 27 23 27 107

 

まずは109点について考えます。

ウェブトフルのコースお申込手続きの際に、目標スコアを109と書いた方には「受講登録完了のお知らせ」メールの中で、多くの場合、以下のようにお伝えしています。
(お知らせいただいた過去のスコアによっては、セクション別の目標スコアが変わることがあります)

 

> 109なら、通常R 29-30, L 28-29, S 23-24, W 28が目標。
> (R 29は2, 3問間違いくらい [94%ほどの正解率]、L 28は2問間違いくらい
> [94%ほどの正解率]、S 23は3平均、W 28は5が2つと4が2つ)

 

ここでは、Reading, Listening, Writingの3つのセクションでかなりの高得点を狙うことを戦略としています。
それに対してSpeakingの目標が23-24と相対的に低いのは、Speakingは発音やイントネーション、流暢さがそれなりに良くないと、それぞれのタスクにおいて4点を獲得するのが難しいからです。
(Speakingのすべてのタスクで3を取ると23になるります)

Speakingで満点である4点を獲得するには、Delivery, Language Use,  Topic Developmentの3つの採点項目いずれも4点レベル到達していなければなりません。


TOEFL iBT Speakingセクションの採点基準(Scoring Rubric)


の4点の評価基準のDeliveryの項目には

 

Generally well-paced flow (fluid expression). Speech is clear. It may include minor lapses, or minor difficulties with pronunciation or intonation patterns, which do not affect intelligibility.


と書かれています。
つまり、発音やイントネーションの難がminorにとどまらず、分かりにくいと判断された場合、Deliveryは4レベルとみなされません。
結果そのタスクのスコアは3点以下になります。

 

これは発音が北米ネイティブのようでなければならないということではありません。
例えば、インド英語やシンガポール英語など、北米や英国の英語とは発音やイントネーションが異なる場合でも、採点官にとって理解に特に支障がなければ、4獲得が可能です。

 

しかしこれまで英語学習において、発音やイントネーションをずっと意識しなかったというような方は、Language UseやTopic Developmentが良くてもDeliveryが足を引っ張ってしまい、Speaking対策を頑張っても4が取れず、Speakingは23止まりになってしまうことはよくあるのです。
(それに対して帰国子女の人だと、Readingが10点台にも関わらず、Speakingで26や27を取る人がいたりします)

 

24では6つのタスクのうちの1つで4、残りは3でよく、23(3平均)が取れるようになった方はときに24を取ったりするので、また、2つのタスクで4、残りが3の26(Speakingに25点はありません)は24と比べると獲得する人の数がずっと減ってしまうため、 109以上を狙う場合のSpeakingの目標スコアは現実的なところとして23-24としています。

 

実際にKさんが109を獲得した時は、R 28, L 28, S 23, W 30とSは23でした。

 

Kさんが初めて100以上を獲得したときは

101 R 28, L 24, S 22, W 27

その次の次の試験では

100 R 24, L 29, S 20, W27

という構成でした。

 

100以上を初めて獲得した時期と109を取った時期のスコアを比べると、109獲得の前後では、スコアがかなり安定していて、Kさんが着実に実力を高め、109というスコアを取るべくして取ったことが分かります。

 

特に安定して高スコアを獲得したいのはReadingです。
Readingは、例えば27でも、6, 7問くらい間違うことができます(正解率は85%くらい)。

 

Kさんは2013年7月の試験以降、1年もの間Readingは27を下回ったことがありません。
毎回高得点が期待できるだけのReading力を身につけたことが、109獲得の大きな要因の1つと言えます。
KさんがR 24で100を獲得されたときのように、他のセクションで高得点が取れるのであれば(この時はL 29, S 20, W 27)、Readingでミスをしても100以上の獲得は可能です。
しかし109以上を狙うのであれば、Readingは高スコアが毎回期待できるセクションにすべきです。

 

Readingは4つのセクションの中で最も得意としている日本人受験者が多いセクションですが、トータルでの目標スコアがいくつであってもReadingで目標とするスコアが「安定して」取れるようになることを狙いとしましょう。

 

つづいてListening。
Kさんは2013年6月に29を獲得して以降、22や21を取った3回の試験を除き、25以上のスコアになっています。

 

Listeningはだいたい1問間違う度に1点引かれていく感じ。
(換算方式は毎回の試験によって変わるので、だいたいそのようであるとご理解ください)
よって、自分にとって馴染みのない学問分野に関するレクチャーが出題されたり、周りの雑音などで途中でふと集中力が切れてしまったりすると、スコアを大きく落としてしまう可能性があります。

よって高いListening力を持っていても、Readingと比べるとスコアが安定しにくいと言えます。

 

同様に、高スコアが安定しにくいのがWriting。
WritingはIntegrated、Independentともに1問しか出題されないので、その1問が自分が書きやすい内容/トピックであるかどうかに影響される部分があります。

 

100以上の場合、ある一つのセクションで少し失敗しても、他の3セクションで高得点が獲得できれば、到達可能です。
しかし109以上を狙い、かつSpeakingで26以上のスコアが期待できない場合は、Reading, Listening, Writingいずれも非常に高いスコアが必要です。

 

2013年の夏以降、Kさんのスコアは100以上を取ったばかりの頃と比べると、かなり安定しているのが分かります。
109以上のスコアを狙うためには、どのセクションにおいても毎回高得点が期待できるくらいの実力を身につけることを意識しましょう。

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